Lumiere(ルミエール)/Rochas(ロシャス) [一月]
これは素晴らしい…!!
香水遍歴がとまるかもしれない(と何度言ってるのか 笑)。
アルデヒドなどいかにもトップらしいトップが、
ぴかーっと光ったあと、
やわらかいピンクや紫の色合いの間接照明っぽい、
ホワイトフローラルになります。
ほわっとアルデヒドで空中に浮いていて、
そこにうすーくパウダリーの羽がついてる。
清楚なのにセクシー。
ロシャスでは若者向けだったそうな?
いやいや、めちゃくちゃセクシーじゃないですか。
清楚ファッションだけど
肌がぬめっとしててエロい、色白美人。
画像のうち、まっすぐなほうが(ラベルとかからすると)古いようで、
トップのぺかーっが少ないです。
もとからの処方なのか、劣化なのかわかりませんが、嫌な感じではなく、
いきなりふわーっになります。
Nightingale(ナイチンゲール) / Zoologist Perfumes(ズーロジスト・パフューム) [一月]
香水レビューサイトproficeの稲葉さんが調香師デビューということで、
サンプルプレゼントに応募したところ、
とってもいい香りだったので、フルボトルで買いました。
梅なんですよ、梅。
なのにシプレ。
シプレがだんだんお香っぽく感じられて、
松のようにも感じられて、
梅と松とお香とくれば、お正月!
色気がありつつ、凄みもある、和服美女。のつもり。
飴の「小梅ちゃん」がお姉さんになったらこんなかな?
箱も本みたいで凝ってます。
ボトルもラベルもかわいいし。
カナダのブランドだそうです。
Peoneve(ピオニーブ)/ Penhaligons(ペンハリガン) [一月]
Eau de Camelia Chinois(オードカメリアシノワ) / Maitre Parfumeur et Gantier(メートルパフュメールエガンティエ) [一月]
「中国の椿の水」…椿というと、甘くて重い香りを想像しますが、これはとても爽やかなシトラスとお茶の香りです。フランス人が考える椿って、こういうイメージなんですね。
proficeには「烏龍茶の香り」とあったので、凍頂烏龍茶を入れて比べてみました。なるほど、確かに同じ香りです! 烏龍茶にシトラスやグリーンを入れると、この香水になりそう。
じつは、今月半ばは風邪をひいて、香水をつける気になれませんでした。鼻もつまってるし。でも、気分転換にどうしても何か使いたかったとき、これだけは嗅ぐ気になったんです。うっとうしい気分が晴れ晴れするんですよー。冬の冷たい空気の中にこの香りはとても似合います。(でも初夏でも合うかも?? 半年後が楽しみです)
ガンティエはキャップのカッティングもきれいなんですよねー。
(EDP)
Gersomini(ジェルソミーニ)/ Carthusia(カルトゥージア) [一月]
Blanche(ブランシュ) / Byredo(バレード) [一月]
バレードはスウェーデンのブランドだそうで。どれも、スタイリッシュというか、どこか乾いた寒い感じがする香りなのは、北欧の空気なのでしょうか。
ブランシュを最初に嗅いだのは秋。好きな香りだとは思ったのですが、「寒い! 今は暖かい香りがいい!」と思って買いませんでした。
それが、真冬になってから「ひょっとして」と思って嗅ぐと、病み付きに…。雪のイメージなんです。まさに「白」!
TOP:ホワイトローズ、ピンクペッパー、アルデヒド
HEART:スミレ、ネロリ、シャクヤク
BASE:ブロンドウッズ、サンダルウッド、ムスク
だそうですが、トップのアルデヒドがたまりません。ひんやりする〜。朝、起きてみたら雪が積もってた、晴れてる! という喜びかなあ(すみません、関東人なんで雪国の方の雪のイメージとは全然違いますね、きっと)。
ケースにお手紙型の解説がついています。それによると、晴れた朝、白いシーツにくるまって寝ている色白の美女、廊下からは子どもたちの声が聞こえ…と、幸せな女性のイメージのようです。私のイメージ、全然違うやん(笑)
(EDP)
Peonia Romantico(ピオニア ロマンティコ) / Antica Farmacista(アンティカファルマシスタ) [一月]
ピオニー(芍薬、牡丹)の香りって、どうしても新年のイメージなんです。豪華で和っぽいからかなあ? だから、同じ冬でも12月にはそらぞらしく感じるのに、1月にはピッタリ来るんです。完全に頭で作ってるイメージですよね。でもまあ、新年の季語には「淑気」というのがあるから、そういうもんだということで。
アンティカファルマシスタはイタリア風だけどアメリカのブランドだそうです。確かに、アメリカらしいシンプルな香り。いろいろ入っているように書いてあるけど、複雑に層になっているわけではなく、一体になっちゃってる感じです。
これはピオニー、薔薇、ガーデニアだそうで。ピオニーのすかーっと華やかな香りが、薔薇やガーデニアで少し落ち着いたふうになっている…のかな?? 新年の冷たく澄んだ空気にピッタリに感じます。これが、夏に嗅ぐと、じつに白々しい香りに思えるんですよ。
さて、じつはこれ、ルームスプレーなんです。100mlで6,300円。ルームスプレーにしちゃお高いですね。でも、香水は50mlで14,700円なの。そこまで高価なもんでもないだろー、と思ってうろうろしてたら、店員さんに「ルームスプレーでもトワレとして使えますよ」と言われたので、スームスプレーを買っちゃいました。(店員さんによるのかブランドによるのか、ルームスプレーはアルコールの濃度がどうの、と言って身体につけちゃダメって言う人もいますよね。??? とりあえずこれはつけてて問題ありません。私の肌がアルコール過敏症でないからかもしれないけど。香りの持続や拡散もトワレ的です。)
Bois d'iris(ボワディリス) / The Different Company(ザ・ディファレント カンパニー) [一月]
ジャン・クロード・エレナが独自に立ち上げたブランドだそうで、まず名前がすごいですよね、「別の会社」だもん。頼まれ仕事じゃないぜ! というわけで、わりと素っ気ない香りが多いように感じるのですが、そこが好きです。
パウダリーな香りはそれほど好きではないのですが、真冬にどうしてもスミレやアイリスの香りがほしくなり、いろいろ試してこれを買いました。
決め手は、奥のほうにちょっとだけある、甘いスミレの砂糖漬けみたいな香り。サントリーの「バイオレット・フィズ」っていう甘いリキュールのような。セルジュ・ルタンスのBois de Viloletteにもそれを感じるのですが、こちらのほうが全体が軽く乾いている。基本はウッディです。
よく晴れた真冬の森の中で、木や枯れ草の匂いに包まれながら、日だまりの中に咲いている花。そんなイメージです。寝る前やお休みの日につけたくなる、私が持っている中では珍しくダウナー系の香り。
(EDT)