Lys Fume(リス・フュメ) / Tom Ford(トム・フォード) [六月]
タイトルは、いぶされた百合?
名前の通り、スモーキーな百合です。
百合といえばクローブ香だと思うのですが、それはあまりなく、
きれいでうっとりするような百合の香り(イランイランも入っているとか)、
に、ベースは、、、なんだろう、ラブダナム?
案外、持ちはそれほど長くありません。半日ぐらい。
Cafe Rose(カフェ・ローズ) / Tom Ford(トム・フォード) [十一月]
Tulipano Nero(ブラック・チューリップ) / Palazzo Vecchio(パラッツォ・ ヴェッキオ) [十二月]
自分的には黒イチゴとムスクのオリエンタル版といったところ。
ムスクではなく甘重いアンバーっぽいベースですが、
しつこくはありません。
おやっ、調香にはベリー系は全く入ってないんですね。
(なんてダメな鼻orz)
スパイスが香りますが、ナツメグ?
花は薔薇とイランイラン?
ヴィンテージの臙脂のベルベットのようなイメージです。
タグ:パラッツォヴェッキオ
Dolce Patchouly(ドルチェ・パチョリ) / Palazzo Vecchio(パラッツォ・ ヴェッキオ) [十一月]
パチョリの香りは腐葉土みたいで好き(だと思う)のですが、
パチョリがメインのものってあまり無いですよね。
これは、甘いパチョリという名の通り、
パチョリの土っぽさを満喫できます。
ウッディが強くて、サンダルウッドかな、
ずっと木の香りがします。
だから、まんま、秋の落ち葉がいっぱいの森ですね。
もしくは、すごく埃っぽいアンティーク店。
タグ:パチョリ パラッツォヴェッキオ
Bois Blonds(ボワ・ブロン) /Atelier Cologne(アトリエ・コ ロン) [十月]
ブレスガーデン / 資生堂 [通年]
資生堂が1998年か1999年に出したシリーズ。
ルームスプレーも持っています。
これは四季ごとのコンセプトのコロンで、
春はラフギビング
夏はブライトネス
秋はエモーティブ
冬はテンダネスタイム
という名前がついていました。
ころんとした形もとってもかわいくて、
当時さんざん悩んで、好きだと思った冬の香りを買いました。
で、それがどこかに行ってしまったので、
最近、夏と冬をオークションでゲット。
(春も入手しましたが、変質していました)
夏は資生堂らしい、無難な柑橘。
冬の香りは、ごくごく優しいムスクにウッディ。
ティエンペパッサテからハーブを抜いた感じ。
庭で息をする、というコンセプトも素敵でした。
今思うと、90年代に、パルファンの文化からあっさりさっぱり系に移行した、
その流れだったんでしょうね。
サンタマリアノヴェッラにも四季ごとのルームスプレーがあるので、
四季のコンセプトはよくあるものなんでしょうか。
Ginger(ジンジャー) / Il profvmo(イル・プロフーモ) [十二月]
シャンパンとかオー・ド・カメリア・シノワのような、柑橘と鈴蘭の爽やか系に、
ピリリっとした生姜が効いています。
生姜というとオリジンズの温かい香りのイメージだけど、
それは生姜は加熱して食べることが多いからであって、
香りだけで考えたらけっこう刺激的なものですよね。
冬の晴れた日にすっきり、キリっとします。
そして案外長く香ります。