The pour un ete(テプーアンエテ)/Artisan Parfumeur(ラルチザンパフューム) [九月]
「ひと夏の紅茶」という邦題が素敵で、
ずっと気になっていました。
でも、なぜか、店頭で何度嗅いでもピンと来なかったんです。
それが、この夏、小分けを入手して嗅いでみたら、
なんだこれ、いいじゃん! と、やっと理解できました。
お茶だと思うから違和感あるのであって、
これ、最終的にはオスマンサスの香りじゃないですか。
しかも最初は紅茶じゃなくて緑茶。
夏の終わりに、金木犀の開花を待ちながら、
庭で緑茶を飲んでいる、そんなイメージですかね。
ムスクっぽい部分がちょっと苦く感じるので、
苦手だって言う人はここが嫌なのかな?
MÉLODIE DE L'AMOUR(メロディードゥラムール) / Dusita(デュシタ) [九月]
チュベローズを中心に、ガーデニアなど、たくさんの白いお花が、
メロディーというか、ハーモニーになってる。素敵!!
そして下のほうには、エスニック料理に出てきそうな、臭いとも言われそうな香り。
これがあるから、個性的。魅惑的。ただの白いお花の香じゃない。
夫いわく、ナンプラーみたいだそうです。
わかる~。ナンプラー大好き~。
タイの人がパリで作った香水とのことで、
高温多湿な日本に合いそう。
なので、台風の時期に使ってみることにしました。
9月は花粉と台風で体調が悪くなりがちだけど、
これはテンション上がる! 元気出る!
唯一の難点は、持ちがいまいちなこと。
肌の上だと1時間ぐらい、服についたのは3時間ぐらいかな?
ちなみに、自分史上、もっとも高価な香水となりました。
Rive gauche(リヴゴーシュ) / YSL(イヴサンローラン) [九月]
パリに旅行することになり、 宿を左岸にとったので、
そうだ、リブ・ゴーシュって左岸のことじゃん!
と思い立って買いました。
グリーンとアルデヒドのキーンとした香り。
でも、だんだん落ち着いたパウダリーになっていくのが、
さすが昔の香水です。
実際にカルチェラタンに泊まってみたら、とーっても素敵でした。
右岸の陰鬱としたパリもいいけど、
左岸の解放感は居心地いいですね。
学生街、古書店街で治安もいいし、レストランも手軽な店が多いし、
風通しよくて、とっても気に入りました。
あ~、イブサンローランがプレタポルテの店を左岸に出したのは、
新しくて現代的な街だからなのね~
今までの体制とは違うことをしたかったのね~
学生運動とかあった後の60年代だもんねええええ
と実感。
そしてこの香りの突き抜け感、
青と銀と黒のパッケージ、 わかる~~
アルデヒド、でも最後は落ち着くのが、
ちょっと初秋っぽいので9月かな。
紺白 / パルファン・サトリ [九月]
アルデヒドと柑橘。
9月って、暑い日も多いのに、雨も多いし、
金木犀にはまだ早いしで、
つける香水があまりなくて困るんですが、
これはぴったり。
さすが日本人が作っただけある。
すっきりさっぱり、
でも初夏とは違う、 秋のさみしさが感じられます。
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