SSブログ

ヴィンテージを香る [香りに関する雑談]

proficeさんがオフィス移転してしまうとのことで、急いでリクエストしてセミナーを開催していただきました。
http://www.profice.jp/seminar/A.html

ヴィンテージ香水を実際に香ることができるだけでもありがたいのに、現行品と比較したり、関連する香料なども香ったり、勉強になります。

以下メモ。

新旧あるものは、昔のもののほうがワイルドでゴージャス! 香料が天然じゃなくて合成になったり、違う香りにしちゃったり。理由としては、規制のために使えなくなった香料があることももちろん、流行というか使いやすくするための「改良」もあったみたい。

でも、近代の香水の歴史でたいてい冒頭に出てくるゲランのジッキーは、合成香料をうまく使ったからこそ。ってことは、天然だけでも合成だけでもつまらないってことなのだな。(ううう、あまりにも定番の結論)

自分は樹脂系のものが苦手なのだと思い込んでいたけど、新旧の違いを香ってみると、むしろアイリスが苦手なのかもしれん。(樹脂系と一緒になった場合が特に)

ゲランの通奏低音であるオポポナックスベースがなんとなく覚えられたかな?

ウビガンのケルクフルールがとっても素敵。ヨーロッパ古着ってこんな香りがする! 気のせい?

緑と白のストライプのドレスがヒットしたデザイナー、カルバンさんの「マグリフ」という香り、あー、こういう香水、昔あったなあ、というシプレ+アルデヒド+グリーン。(そういえば、古着でも緑と白のストライプってけっこう多い)

ル・ガリオンのスノッブという香りも知らなかったけど、とってもいい香り。ジョイと競合してしまって妨害されたというすごいエピソード!

バニラの香りの合成香料バニリンは、木からできるそうだ。木の分子?をばらしてできたもの。それと似たようなものは、なんと古い本! なるほど、 書庫のあの甘い香りはバニリンと同じ理屈なのか!! →本の匂いに関する過去の記事

Violetta di Parma(ヴィオレッタ・ディ・パルマ) / Borsari(ボルサリ) [二月]

RIMG0002s.jpg

長らくさぼっていましたが、再開。というかその後入手したものをぼちぼちと。

スミレのイメージのパウダリーな香水なのですが、それほどパウダリーすぎなくて、パウダリーに苦手意識のある私でも使える範囲。いろいろなお花の香りなんだろうな、とは思うのですが、よくわからず。グリーンが入っているからますます使いやすい。

あと気になるのが、何か、にちゃっとした感じ。飴とかガムのにちゃにちゃっとした匂い(嫌いじゃないです)があって、それがけっこう続きます。

背景は、フランスの古着。薄い黒い布に紫色の花がプリントされていて素敵なんです。どこに着て行くんだって感じですが^^;

タグ:ボルサリ
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:美容

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。