Calycanthus(カリカントゥス) /Acca Kappa(アッカカッパ) [十二月]
画像は庭の蝋梅と。
和の花だと思っていたので、まさかイタリアの香水があるとは思ってもみませんでした。
とても本物に近いです。本物ほどの力強さはありませんが、かなり再現できているのでは。ジャスミン系の香りで、ちょっとだけシトラス。
冬場はこれを使うことが多いです。
Peoneve(ピオニーブ)/ Penhaligons(ペンハリガン) [一月]
Fille en Aiguilles(フィーユ・アン・エギュイユ)/Serge Lutens(セルジュ・ルタンス) [十二月]
Champagne(シャンパン) / Antica Farmacista(アンティカ・ファルマシスタ) [十二月]
Chocolat Frais(ショコラ・フレ)/ Il Profvmo(イルプロフーモ) [十二月]
Nuit Etoilee(ニュイ・エトワーレ)/ Annick Goutal(アニック・グタール) [十二月]
紫の上 / パルファン・サトリ [十一月]
Cabochard(カボシャール)/ Gres(グレ) [十一月]
大学生だった頃(20年ぐらい前^^;)、香水とは海外旅行のお土産でもらうものでした。25ansのムック本なんかを見ながら、海の向こうのハイカラな品に憧れていたものです。
そんな中、名前にひかれて、なんとか入手したのがカボシャール。「頑固者」「石頭」、女性用の香水でそんな名前って、めちゃくちゃかっこいい!
嗅いでみると、とても素敵な香りで、「シプレっていうんだ~、自分はシプレって香りが好きなんだな」と単純に思いながら、30mlのEDTを使っていました。
使い切ったのかどうなのか、EDTのボトルは今は手元に残っていません。どんな香りだったっけ、、、いっそのこと、ということで、ミニサイズのパルファンを買ってみました(今はネットで探せる便利な時代です)。パルファンのボトルは、グレーのリボンがついてるのがまた、かわいいんですよね。西村しのぶの『サード・ガール』で、主人公がボトルにひかれ、頑張ってアルバイトして買おうとしたのが、形からするとカボシャールですよね。(って知ってる人いるかな)
あらためて嗅いでみると、なるほどシプレはシプレですが、グリーンが強いです。私、昔からグリーンの入った香りが好きなんだなあ。そして、やはり頑固な感じ(笑)。小娘がこんなんつけてたなんて、ちょっとお恥ずかしいです。
パッケージが1960年代を思わせる柄。1960年の『危険な関係』という私の大好きな映画を思い起こさせます。
と思ったら、カボシャールは1960年、まさにその年に作られた香りなんですね。ドンピシャ! 頑固者、石頭、というのも、主演のジャンヌ・モローのイメージに重なります。小娘の頃は、将来、ジャンヌ・モローみたいになりたいって思ってたんだよなあ…(笑)
Joy(ジョイ)/Jean Patou(ジャン・パトゥ) [十一月]
山田詠美の『放課後の音符(キイ・ノート)』という小説で、主人公が父親から譲り受けた、「亡き妻(主人公の母)の使っていた香水」が、ジャン・パトゥのミルでした。大人になったらこれをつけなさい、と。
以来、ミルという香水はどんな香りだろうとずーっと気になっていたんです。千の香りをまとって、大人になるんですよー。
昨年、銀座三越にジャン・パトゥが入ったということで、やっと気軽に試すことができました。
が、が、が。
ミルは漢方薬みたいーーー。やだーーー。イメージと違ってました。しょぼん。
で、ついでに試してみたのがジョイ。
うわぁぁぁ、すごいジャスミン! 襲いかかるような花々の香り! ジャスミンの布団にずぶずぶと沈んでいって戻ってこれない。
早速、ミニサイズを入手しました。この濃厚さは、秋冬にしか使えませんが、メラメラと自分の中の動物が目を覚まします。超セクシーな美女になった気分^^; 香水で大人になるなら、ミルじゃなくて、ジョイのほうが正しい気がします。
El Attarine(エルアタリーヌ)/Serge Lutens(セルジュ・ルタンス) [十一月]
スパイスの香りの香水がほしくて、でも、そういうのはどうしてもアンバーやバニラといった甘重い香りが多いので、難しいなあ…と思っていたところ。
これは、甘重いものが入っていなくて、スパイス(主にクミン? フルールドランジェに入っているスパイスと似ているので)と、蜂蜜のような香りと、ウッディ。そこに加わるフローラルは、イモーテルというお花だそうです。
「エルアタリーヌ」とは、アラビア語で芳しいもの、という意味だそうで。Attarinで検索すると、モロッコにある教会がヒットしますね。モロッコの市場で売られているたくさんの芳しいものたち…素敵ー。
イスタンブールにしか行ったことありませんが、シシカバブのおいしい匂い、コロンヤという柑橘の香りのアルコール御手拭き、そして土の香りに、スパイスの香り、、この香りに近いかも!
Tiempe Passate(ティエンペ・パッサテ)/Antonias Flowers(アントニアズフラワーズ) [十一月]
ムスクの優しい香りに、ハーブとウッディ。「過ぎ去りし時」という意味だそうで。
イギリスで庭園を管理しているおばあさんの回想…そんなイメージ。お庭の生き生きとした香りではなく、それらを後になって思い出したときの香り。
家でほっこりしたいときにつけます。
夫はこの香りの中の草っぽい感じがすごーく嫌いだそうです。好き嫌いが分かれる香りかも。
タグ:アントニアズフラワーズ ムスク