INOUI(インウイ)/資生堂 [通年]
プルーストの『忘れられた時を求めて』冒頭で、
紅茶にひたしたマドレーヌの香りで
記憶が一気によみがえるというのがありますが。
まさにそれ!
これを嗅いだとたんに、
70年代後半から80年代前半のいろいろなものを思い出しました。
資生堂の広告。
白地にパステルカラーの幾何学模様。
ハーフみたいな女性モデル。
太目の眉。
女子大生ブーム。
カフェバー。
さわやかな風。
肩幅のあるファッション。
さらさらの髪。
しっかりしたグリーンシプレに、フルーティさがある。
女性らしくて、でもしっかり自己主張。
あああ~、この香り、街で嗅いでた!
はやってたんだ!
これがむちゃくちゃおしゃれだった!
今ももちろんおしゃれ。
TVCMがyoutubeにありました。
懐かしくて、かっこいい!
https://www.youtube.com/watch?v=qEZjVNQ5C20
Nahema(ナエマ)/Guerlain(ゲラン) [五月]
名にし負うナエマ。
この香水を再現した薔薇があるというナエマ。(普通逆やろ)
薔薇であることはもちろんなんだけど、
青っぽい薔薇もあれば、
ゴージャスな薔薇もあるし、
チュベローズのような香りもします。
ライラック、イランイラン、パッションフルーツとかもあるらしい。
角度によって輝く部分がかわる、
宝石のブリリアントカットみたい。
ところで、廃盤であるパルファンが評判高いので、
ヤフオクで買ったのですが、
なんと、箱にはナエマってあるけど、中身はシャリマーでした…!
いやーん。
夫が「「なんでも鑑定団」でもよくあるよ、箱だけ本物なの」とのこと。
いや、シャリマーは本物なんだけどね。
ナエマのほうが高価で取引されてるのよね…。